夜が眩しい

自分の言葉をどこかに綴りたいと思う時いつも絶望的な気持ちでいる。

靄がかかったように鮮やかな日常が失せ、こもったような音が聞こえるだけの世界。辛い、苦しい、そんなところを見下ろして静かに傷がついていくのを感じる。何も聞こえないことが怖くて力一杯頭を叩くと鈍い痛みが広がって、存在していることが怖くなる。もっと鈍感にならないといけない。

毎日少しずつ理解することができなくなっている。何もいらないのに悲しい。愛だけあればいいって本気で思う。与え続けるだけでいいから痛いのは嫌だ。もうずっと、黒くて小さな部屋の中でしか息ができない。